ベスト演歌~桃色鴉~

島津亜矢( 島津亞矢 ) ベスト演歌~桃色鴉~歌詞
1.桃色鴉(ももいろがらす)


2.女ヤン衆流れ唄

作詞:星野哲郎
作曲:三浦伸一

白い流氷 船首(みよし)で分けりゃ
帰れ帰れと 海が泣く
根室生まれで オホーツク育ち
花も蕾の 優(や)さ肌を
ゴムのかっぱに 押し込んで
女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄

雪を被(かぶ)った ラウスの山が
波の谷間に 見え隠れ
海が暴れりゃ 苦労もするが
時化(しけ)は大漁の 知らせだと
怒鳴るしぶきに 乗せられて
女ヤン衆 アンアアン… 気が勇む

好きなお方(ひと)は いないじゃないが
親をすてては 嫁げない
明日は北見の 流氷祭り
遠く聞こえる 笛の音に
恋のみれんを 断ち切って
女ヤン衆 アンアアン… 流れ唄


3.関の弥太っぺ

作詞:宮沢守夫
作曲:村沢良介

義理の重たさ 背にしょって
流れ道中 子連れ旅
一夜泊りの 草鞋をぬぐも
なにかのご縁
無理を承知で たのみます
どうか どうか どうかこの子の
親がわり

「手前‥呼び名は関の弥太っぺと申します おかみさん
理由は聞かずにこの子を預かっちゃもらえませんか
きっと迎えに参ります 喧嘩渡世のこの身では
幼な子を刃くぐりの巻き添えには出来ません
身勝手なお願いではござんすがよろしゅうお頼申します」

昇る朝日に 手を合わせ
沈む夕日に また祈る
無事でいるやら 辛くはないか
しあわせなのか
気にはしてたが 長の旅
やっと やっと やっと戻りの
甲州路

「早いもんだなァ‥あれから七年 逢ってむかし話をしたら
あの子に悲しい思いをさせるだけだ‥
云いたい事も聞きたい事も山ほどある
逢えば泣けて来てなにも云えないだろう
ただ一目だけ大きくなったお小夜を見たら
土産に買ったこのかんざしを置いて立ち去ろう
それでいゝ それでいゝ それだけでいゝんだ‥」

可愛いがられて 育てられ
嫁に行く日も 近いとか
どんな親でも 命をわけた
親なら子なら
せめても一度 逢いたかろう
関の 関の 関の弥太っぺ
男泣き


4.隅田川慕情


5.夫婦してます二十年


6.初時雨(はつしぐれ)


7.瞼の母

作詞:坂口ふみ緒
作曲:沢しげと

軒下三寸 借りうけまして
申しあげます おっ母さん
たった一言 忠太郎と
呼んでくだせぇ
呼んでくだせぇ たのみやす

「おかみさん 今何とか言いなすったね
親子の名のりがしたかったら
堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが
笑わしちゃいけねぇぜ
親にはぐれた子雀が
ぐれたを叱るは無理な話よ
愚痴じゃねぇ 未練じゃねぇ
おかみさん 俺の言うことを
よく聞きなせぇ
尋ね 尋ねた母親に
倅と呼んでもらえぬような
こんなやくざに 誰がしたんでぇ」

世間の噂が 気になるならば
こんなやくざを なぜ生んだ
つれのうござんす おっ母さん
月も雲間で
月も雲間で もらい泣き

「何を言ってやんでぇ
何が今更、 忠太郎だ 何が倅でぇ
俺らにゃおっ母はいねぇんでぇ
おっ母さんは 俺の心の底に居るんだ
上と下との瞼を合わせりゃ
逢わねぇ昔の
やさしいおっ母の面影が浮かんでくらぁ
逢いたくなったら
逢いたくなったら 俺ァ瞼をつむるんだ」

逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ
これが浮世と いうものか
水熊横丁は 遠灯り
縞の合羽に
縞の合羽に 雪が散る

おっ母さん


8.愛染かつらをもう一度

作詞:星野哲郎
作曲:新井利昌

花と嵐の 青春を
涙と共に 生きるとき
父さんあなたの 主題歌だった
古い艶歌が わかります
いつかいっしょに 唄いましょうね
愛染かつらを もう一度

灯りさざめく 東京の
日暮れは夢の 吹き溜まり
父さん私は あなたの娘
負けはしないと 唇を
噛めば心に 聞こえてきます
愛染かつらの あの歌が

真実(まこと)つくした男道
破れたけれど 悔いはない
俺にはかわいい おまえがいると
酔えば口癖 お父さん
どうぞ元気で 唄ってほしい
愛染かつらを いつまでも


9.母ごころ宅配便

作詞:星野哲郎
作曲:聖川湧

風邪をひくなと 送ってくれた
綿入れ羽織が 泣かせるね
心づくしの 宅配便に
一枝(ひとえだ) 添えた 紅梅(こうばい)の
花は 花は 花は
わが子に賭ける 母の夢

蝶よ花よと 育ててくれた
苦労は涙の つづら折り
男女(おとこおんな)と 指さされても
化粧も せずに 働いた
愛を 愛を 愛を
夕陽に偲ぶ 母の恩

生まれ故郷を 忘れるなよと
ちりめん鰯(いわし)も 入れてある
磯の香りの 宅配便は
街より 一歩(ひとあし) 先にくる
春を 春を 春を
わが子に送る 母ごころ


10.おてもやん恋唄


11.沓掛時次郎

作詞:宮沢守夫
作曲:村沢良介

意地の筋金 一本通し
義理と仁義の 道を行く
やむにやまれず 長脇差を
抜けば仏が また増える
片手拝みの 片手拝みの 時次郎

「渡世の道は無情なものでございます
一宿一飯の恩義から
おきぬさんの大事なご亭主の命を奪い
太郎吉を父無しっ子にさせちまった
詫びてすむことじゃござんせんが
これからは 二人の身を守ることが
この時次郎の
せめてもの罪ほろぼしで ございます

追われ鴉が 流れて着いた
風の熊谷 仮の宿
残るこの子が 不憫なら
死んじゃいけねえ おきぬさん
涙こらえる 涙こらえる 時次郎

「泣くんじゃねえ 太郎吉 おっかさんは
天国の父のところへ行ってしまったんだ
死んだおきぬさんの夢でも見たのか
目から うっすらと 涙がにじんでる
太郎吉の寝顔を見ていると不憫でならねぇ
どうか おきぬさん天国で見守ってやって
おくんなせぇ
三人で川の字に寝た夜を
思い出しておりやす」

生まれ故郷の 浅間をしのび
唄う追分 子守唄
笠と合羽を 投げ捨てて
堅気姿で 戻りたい
男 沓掛 男 沓掛 時次郎


12.昇り竜


13.忍火酒(しのびざけ)


14.銭太鼓(ぜにだいこ)


15.人生川


16.お梶